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ものまね(物真似) ものまね mimicry

翻訳|mimicry

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世界大百科事典 第2版の解説

ものまね【ものまね(物真似) mimicry】

社会を成り立たせている様式は,J.G.タルドによれば,人による人の模倣である。幼い子どもはおとなしぐさを真似する。そのまねには,どこかずれているところがあり,そのずれが,家庭にとって絶えざる楽しみの源泉である。おとなになってもものまねの巧みな人は,職場の余興でも演ずることができるし,舞台にたったり,テレビに出たりして,専門家としてひろく社会に娯楽を与える。その場合にまねする対象との間のずれは意識的にもたらされるものであり,そのずれが対象に対する風刺となる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のものまね(物真似)の言及

【擬態】より

…実験的にも,アゲハチョウの緑色と褐色のさなぎを,緑色や枯れた茶色の芝生の上に置いてニワトリに食べさせると,背景と同じ色のさなぎほど鳥に発見されにくいことが証明されている。
[標識的擬態mimicry]
 わざと目だつことによって利益を得るもので,これはさらにベーツ型擬態,ミュラー型擬態,攻撃擬態の三つに分けられる。ベーツ型擬態は,本来まずくない動物がまずい味や毒をもつ別の動物(モデル)に外見だけを似せることによって外敵から免れるもので,まねをしている動物は擬態者mimicと呼ばれる。…

【演劇】より


【〈演劇〉という語をめぐって】
 〈演劇〉という単語は,たとえば清初に李漁が著した一種の演劇論《閑情偶寄》に用例がみられるように中国語起源であるが,日本語として用いられるようになったのは明治以後,西洋芸術の一表現様態(ジャンル)を前提にしてである。諸橋轍次《大漢和辞典》によれば,〈作者の仕組んだ筋書に本づき,役者が舞台で種々の扮装をなし,種々の言動を看客の前に演ずる芸術。しばゐ。狂言。わざをぎ。歌舞伎。…

【戯曲】より

…主体の側からいえば,行動を操作しながらそれに運ばれる関係を回復し,“見る”ことと“する”こと,制御と跳躍のきわどい均衡を回復する。その前提となるのが,目的をめざしながらその実現を断念する,という逆説的な態度であるが,これはまぎれもなく演技の本質であり,〈ふり〉をすること,〈ものまね〉をすることの本質であろう。演劇の演技とは,人生のあらゆる行動を惰性的な慣習から解放し,さらに実用的な目的の支配からも解放し,いいかえれば,それ自体を手段ではなく目的としてとらえなおし,隠蔽されていたリズム構造を確認することだ,と定義できよう。…

【声色】より

…歌舞伎役者の声音や口調を模擬する芸能。元禄(1688‐1704)ごろすでに幇間(ほうかん)によって宴席で行われていたという。正徳年間(1711‐16)にあやめ屋平治が名女方芳沢あやめの,また神田紺屋町の酒屋の下男が藤村半太夫の浄瑠璃を真似て評判となり,中村座の木戸口で掛合の声色を使ったのが有名。このように,芝居の木戸の呼びこみを〈木戸芸者〉と呼び,その日場内で演じられている芝居の一くさりを人気役者の声をまねて聞かせることが行われていた。…

【俳優】より

… このような近代西洋語の概念に対して,日本で明治期にそれらの西洋型概念の訳語としても用いられるようになった〈俳優〉という中国語(漢語)が持つそもそもの意味合いや(別項の〈俳優〉参照),あるいは日本古代に用いられた〈わざおぎ(俳優)〉という言葉が意味するところのものは,かなりそのニュアンスを異にしている。それらはともに,物真似(ものまね)芸をする人を意味していた。また,〈俳優〉という言葉の周辺には〈役者〉という言葉が存在する。…

※「ものまね(物真似)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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