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もんじゅナトリウム漏れ事故 もんじゅなとりうむもれじこ

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知恵蔵2015の解説

もんじゅナトリウム漏れ事故

動力炉・核燃料開発事業団(動燃・当時)の高速増殖原型炉もんじゅ」(福井県敦賀市、28万kW)で1995年12月8日に起きたナトリウム火災事故。40%出力でのプラントトリップ試験のため出力上昇中、二次主冷却系Cループ配管から冷却材のナトリウムが漏れ出した。原因は、この配管に挿入されている温度計のさや管が折れたためだ。管から配管室にこぼれ出たナトリウムが、空気中の水分と反応して火災となった。動燃は、事故現場を撮影したビデオから事故状況が生々しく映っている場面を意図的にカットしたり、事故直後にも撮影していたのを隠していたりしたことが判明し、大きな批判を受けた。「もんじゅ」の原子炉設置許可無効を求めて住民が起こしている裁判で、名古屋高裁金沢支部は2003年1月、「安全審査に重大な誤りがあった」として訴えを認めた。しかし、05年5月に最高裁は「見過ごすことのできないミスや欠落はない」として二審判決を破棄し、住民側の敗訴が確定した。もんじゅは改造工事を進めており、08年に運転再開する予定。

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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