やっさもっさ

精選版 日本国語大辞典 「やっさもっさ」の意味・読み・例文・類語

やっさ‐もっさ

[1] 〘名〙 大勢で騒ぎ立てること。大騒ぎ。もめごと。やっちゃもっちゃ。やっさ。
※俳諧・詞林金玉集(1679)二「綱引きは互ひにやっさもっさ哉〈安静〉」
[2] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 大勢が寄って騒がしく何かをし合うさま、また、もめたり混乱したりするさまを表わす語。やっさ。
当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉一「此方から書出しを催促して諸勘定を済せば、盆にも暮にもヤッサモッサした事なく」

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デジタル大辞泉 「やっさもっさ」の意味・読み・例文・類語

やっさ‐もっさ

[名]大騒ぎ。もめごと。
「―が起る結極つまりは」〈紅葉・二人女房〉
[副](スル)大勢が集まって大騒ぎするさま。また、もめたり混乱したりするさま。「勝手なことを言い合ってやっさもっさする」
[類語]ちゃかちゃかちょこまか浮き腰そそくさあたふたてんやわんや

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デジタル大辞泉プラス 「やっさもっさ」の解説

やっさもっさ

1953年公開の日本映画。監督:渋谷実原作獅子文六による同名小説、脚色:斎藤良輔、撮影:長岡博之。出演淡島千景小沢栄東山千栄子、倉田マユミ、高橋豊子、佐田啓二、桂木洋子ほか。

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