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ゆい(結) ゆい

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆい【ゆい(結)】

家々の間で労働力を交換しあって作業を相互に手伝うこと。ユイの発音が変化してイイ,エエ,ヨイあるいはヨイコなどと各地で呼ばれる。沖縄でユイーマールというのもユイに発した言葉である。またテマガエ(手間替え),テマガリ(手間借り)などともいう。ユイは複数の家が組んで,同じ人数の労働力を同じ日数だけ互いに提供しあって同じ作業を行うもので,短期決済による労働力の等量交換に特色があり,各家が多くの労働力を集中的に必要とする場合に採用される。

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世界大百科事典内のゆい(結)の言及

【沖縄[県]】より

…面積=2266.04km2(全国44位)人口(1995)=127万3440人(全国32位)人口密度(1995)=562人/km2(全国10位)市町村(1997.4)=10市16町27村県庁所在地=那覇市(人口=30万1890人)県花=デイゴ 県木=リュウキュウマツ 県鳥=ノグチゲラ日本の最南西に位置し,沖縄島(本島)ほか160の島々からなる島嶼(とうしよ)県で,そのうち40島が有人島,他は無人島である。…

【住居】より

…建具は板戸が中心で,外への開口部は少なく,片袖壁の裏に板戸1枚と障子1枚を引き込む形式で,外側に格子を打つこともあった。屋根は茅を使うことが多く〈ゆい〉と呼ばれる相互労働奉仕が行われていた。床は板を得ることが難しかったため,土間に籾や藁を敷き,蓆(むしろ)を延べた土座(どざ)や竹簀の子が使われる例も多い。…

【すけ】より

…〈助〉の字をあてる。他人に対して一方的に無償で労働力を提供することであるが,とくに主従関係にある者の間で従属している者が主家に対して提供する労働をいう。農地改革前の主として東北地方の農村にしばしばみられた。スケという言葉で主家への労働提供を表すのは岩手県の一部であるが,同様の労働をヤトイ(雇い),テツダイ(手伝い),テマヅトメ(手間勤め),オヤク(お役)などともいう。スケの内容は,岩手県二戸郡のある村の例では,田植,田の草刈り,稲刈りなど,毎年ほぼ一定の日数に決まっている農作業と薪伐り,すす掃き,屋根の草取りなど,必要に応じて働きに出る家事の諸作業であった。…

【農業生産組織】より

…もともと農家は,個々に孤立して農業生産を営んできたわけではない。今日でも用水路や農道を補修し整備する〈むら〉仕事としての共同作業が多少ともあるが,かつては田植や稲刈などの農繁期は〈ゆい〉や手間替えなどの共同体的相互扶助で乗り切ってきたものであった。共同体的枠組みのなかで,それに支えられて生産活動は行われてきたのであるが,農業,農村の近代化が進められるなかで,こうした共同体的諸関係は多くの面で後退し解体した。…

【プマシ】より

…田植や夏の除草などの農繁期に,農民どうしが労力を提供し合って農作業にあたること。日本の〈ゆい〉に似ている。プマシは部落内の親しい者どうしで組織される比較的少人数の共同労働であるが,同様の共同労働が全部落的に行われる場合には,トゥレtureと呼ぶ。…

【もやい(催合)】より

…しかし,共同出資して共有の道具や機械を購入することをモヤイといったり,その品物や施設をモヤイ道具,モヤイ車,モヤイ井戸などということにその感覚は示されている。ゆい【福田 アジオ】。…

※「ゆい(結)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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