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わらぐつ(藁沓∥藁靴) わらぐつ

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世界大百科事典 第2版の解説

わらぐつ【わらぐつ(藁沓∥藁靴)】

雪中で用いるわらで編んだくつ。雪ぐつともいい,爪掛つきのワラグツ,短ぐつ式のジンベイやゲンベイ,長ぐつ式のフカグツなどがある。ワラグツやゲンベイは浅い雪のときの歩行用に,ジンベイは脛巾(はばき)を脛に当てて雪中の労働に,フカグツは屋根の雪降ろしや雪踏みにかんじきとともに用いられた。中国北部にもわらぐつはあるが,日本のほうが種類が多い。草履やわらじ(草鞋)の編み方を基本にして爪掛,踵掛(あくとかけ)(当),脛巾などを足して各種のわらぐつがつくられた。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のわらぐつ(藁沓∥藁靴)の言及

【くつ(沓∥履)】より

…半靴(ほうか)は靴を簡略にしたもので,靴先をとがらせ,靴帯(かたい)を省き,平安時代から武士が乗馬に用いた。鞋には,錦鞋(きんかい),挿鞋(そうかい),糸鞋(しかい),草鞋(わらぐつ)がある。牛皮底の紫色綾布のくつは挿鞋といい天皇や皇后が上ばきに,表を錦,内側を絹布で張った錦鞋は女官が,糸を編んだ糸鞋は幼帝や皇太子,舞楽の舞人が用いた。…

【長靴】より

…革またはゴムなどで作ったひざのあたりまで届く深い靴。古くから日本では,黒革製で筒が長く,雨天のときに公家が履いた深沓(ふかぐつ)や,積雪量の多い地方を中心に広く用いられたわらぐつ(藁沓)などがあったが,近代的な長靴は明治初年に乗馬用の革製のものが作られ,軍人や警察官が使ったのが最初で〈ちょうか〉と呼ばれた。ゴム製の長靴は,1905年にアメリカから輸入されたのが最初で,3年後の08年に東京の三田土ゴム合名会社が輸入品に刺激されて試作したが,これはまったくの試作に終わった。…

【雪ぐつ(雪靴∥雪沓)】より

…雪中ではくわらぐつ。雪の少ない地方や雪国に近い地域で用いる言葉で,雪国では雪靴に種類が多く,この言葉自体用いられない。…

※「わらぐつ(藁沓∥藁靴)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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