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アイスランド火山噴火 あいすらんどかざんふんか

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知恵蔵2015の解説

アイスランド火山噴火

北大西洋に浮かぶ島国アイスランドの南部で、2010年3月から噴火活動が活発になり、火山灰の飛散の影響で欧州航空網が混乱するなど、広範囲にわたって影響が及んだ。
噴火したのは、首都レイキャビクの東約120キロのエイヤフィヤトラ氷河にある火山。09年夏から活動が活発化し、10年3月と4月に大規模な噴火があった。4月14日の噴火では、噴煙の高さが高度9キロに達し、火山灰が偏西風に乗って欧州方面に広がった。アイスランド国内では周辺住民が避難した他、氷河が溶けて水の流出が増加。拡散した火山灰の影響で、欧州各地の空港が閉鎖されたり、欧州と結ぶ航空便の欠航が相次いだ。欠航は10万便以上に上り、EUの欧州委員会の推計によると、火山灰の影響による航空業界の損失は欧州全体で15億~25億ユーロ(約1900億~3100億円)。火山活動は5月に入っても継続しており、終息の兆候は見られない。
アイスランドは、ユーラシアプレートと北米プレートが生まれる大西洋中央海嶺上に位置する火山島。1783年のラキ山噴火は約8カ月間続き、史上最大の約15立方キロもの溶岩を流出した。1996年にはヨーロッパ最大のバトナ氷河の下にある火山が噴火し、厚い氷を溶かして大洪水を引き起こしている。エイヤフィヤトラ氷河の前回の火山噴火は1821年で、2年にわたって噴火活動が続いた。

(原田英美  ライター / 2010年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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