アウエルバハ(Leopol'd Leonidovich Averbah)(読み)あうえるばは(英語表記)Леопольд Леонидович Авербах/Leopol'd Leonidovich Averbah

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アウエルバハ(Leopol'd Leonidovich Averbah)
あうえるばは
Леопольд Леонидович Авербах/Leopol'd Leonidovich Averbah
(1903―1939)

ロシアソ連)の文芸活動家、批評家サラトフの商家出身。中学中退でコムソモール(ソ連のレーニン共産主義青年同盟)活動。文芸誌『若き親衛隊』編集長(1922~1924)を経て、1926年ラップ(ロシア・プロレタリア作家連合)書記長、機関誌『文学哨所(しょうしょ)』編集長となり、1932年のラップ解散までプロレタリア文学派の指導者として、政治的、イデオロギー的立場から同伴者作家に厳しい批判を加え、その理論は日本の文学運動にも一時影響を与えた。トロツキストとして粛清

江川 卓]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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