アカデミック・フリーダム(読み)あかでみっくふりーだむ

世界大百科事典(旧版)内のアカデミック・フリーダムの言及

【アカデミズム】より

…ルネサンス以降,学問の発展,分化に伴い,自然科学や美術のアカデミーもつくられ,18世紀啓蒙期にはすべての学問芸術arts and sciencesを総合するものとしてのアカデミーがヨーロッパ諸国につくられ,学芸の水準と権威を高めることに役だった。そこでは,学問研究の自由が保障され,アカデミック・フリーダム(学問の自由)の観念もしだいに定着していく。他方で,世俗を離れての,真理のための真理探究の精神態度は,現実との接点を失って高踏化し,その権威に安住して学問至上主義的独善的態度も生まれ,〈象牙の塔ivory tower〉にこもっての抽象的空論や衒学(げんがく)的態度が目だつようになってくる。…

※「アカデミック・フリーダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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