アズマネザサ(東根笹)(読み)アズマネザサ(英語表記)Pleioblastus chino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アズマネザサ(東根笹)」の意味・わかりやすい解説

アズマネザサ(東根笹)
アズマネザサ
Pleioblastus chino

イネ科の小型のタケ関東地方をはじめ,東日本各地にごく普通に自生する。ネザサ同様地下に細く長い地下茎がはい,節から稈が直立する。高さ2~5mで各節から枝を密生する。稈は中空で径 1cm前後,関東地方で俗にシノダケと呼ぶのはこの種をさすことが多い。

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世界大百科事典(旧版)内のアズマネザサ(東根笹)の言及

【ネザサ(根笹)】より

…本州,四国,九州の暖温帯にみられ,関西に多い。ネザサに似ていて関東に分布し,葉のとくに細長いのはアズマネザサ(東根笹)P.chino (Fr.et Sav.) Makinoである。これら3種とも花はめったに咲かないが,ネザサとケネザサが1970年ころ,関西以西,九州まで全国的にいっせいに開花し,枯れた。…

※「アズマネザサ(東根笹)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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