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アゼルバイジャンとパイプライン争奪戦 あぜるばいじゃんとぱいぷらいんそうだつせん

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知恵蔵2015の解説

アゼルバイジャンとパイプライン争奪戦

アゼルバイジャンはカスピ海周辺の石油・天然ガスパイプライン争奪戦でカギを握っている。アゼルバイジャンの石油に関しては、バクーからチェチェンロシア経由で黒海のノボロシスク港に出す北ルートグルジア経由で黒海のスプサ港に出す西ルート、グルジアのトビリシ経由でトルコ地中海ジェイハン港に出す南ルート(BTCパイプライン)がある。西ルートはアゼルバイジャン国際石油開発(AIOC)の運用で1998年末に完成した。米国が強く推していた南ルートは全長1730kmで採算上不利だったが、石油価格の上昇でBTCパイプラインは2005年5月に開通し、06年6月に初出荷された。カスピ海沿岸の石油がロシアを経由しないで搬出できることは、この地域の国家の独立にとって決定的な意味を持つ。03年10月、ゲイダル・アリエフ大統領から長男のイリハム・アリエフへの権力の世襲が行われた。05年11月の議会選挙では世襲大統領の与党が過半数を獲得、勝利したが、欧州安保協力機構選挙監視団は「不公正」と批判。野党連合は数万人規模の抗議集会を開いた。

(袴田茂樹 青山学院大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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