アソシエーション(社会集団)(読み)あそしえーしょん

世界大百科事典(旧版)内のアソシエーション(社会集団)の言及

【健康診断】より

…かつてはこのような個人の健康診断と集団のそれとを区別して,後者を集団検診mass examinationとよんだが,現在では健康診断といえば集団検診をさし,同義に用いられることが多い。
[健康診断と集団]
 健康診断の対象となる集団には,社会集団(R.M.マッキーバーのいうアソシエーションassociation)の場合と,非社会的な集団(アグリゲーションaggregation)の場合とがある。前者は,事業所,官公庁,学校,地域,家庭など(またはその内部の社会集団)である。…

【コミュニティ】より

…企業共同体という言葉も人類共同体という表現も,こうした見方をとることによってはじめて意味あるものとなる。【稲上 毅】
[現代のコミュニティ]
 コミュニティの概念の出自はR.M.マッキーバーによって,アソシエーションassociation(機能社会)と対置して,社会学の基礎用語として提起されたものである。マッキーバーは社会構成を分析するために,自然的契機(血縁,地縁など)にもとづいて成立する集団としてのコミュニティと,いろいろな関心にもとづいて成立する利害関係的集団としてのアソシエーションとを考え,両者が複雑に絡みあいそれぞれの関心が質的・量的に増大,異質化しながら対立していることが現代社会の様相の一つをなすと説いた。…

※「アソシエーション(社会集団)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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