アナコンダ[会社](読み)アナコンダ

百科事典マイペディア 「アナコンダ[会社]」の意味・わかりやすい解説

アナコンダ[会社]【アナコンダ】

米国の産銅会社。1895年設立,1915年親会社解散で新発足。モンタナ州アナコンダのほか,チリメキシコカナダなどに多数の鉱山をもち,銅などの非鉄金属採掘,製錬,加工品製造を行い,世界最大級で,ヘルプス社,ケネコット社とともに3大産銅会社となった。産銅量の3分の2を占めたチリの鉱山が1971年に国有化されて打撃を受け,1977年石油会社アトランティック・リッチフィールド社(ARCO)に買収された。
→関連項目アナコンダビュート

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世界大百科事典(旧版)内のアナコンダ[会社]の言及

【非鉄金属鉱業】より

…CIPEC諸国はそれまで外国資本によって支配されていた国内資源の国有化を積極的に行った。たとえばザイールはCIPEC設立前の1967年にユニオン・ミニエール社(ベルギー)の資産を接収,ペルーは70年にアサルコ,アナコンダ両社(ともにアメリカ)を接収,チリは71年にアナコンダ社,ケネコフット社(アメリカ)の鉱山を国有化した。このうちアナコンダ社Anaconda Co.(1881年アナコンダ・マイニング社として設立)は,その最盛期の1966年には自由世界の約13%に当たる56万5000tの産銅量を記録し,埋蔵量でも世界全体の40%を保有していた産銅業界の文字どおり〈王蛇〉であった。…

※「アナコンダ[会社]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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