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アバカン Abakan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アバカン
Abakan

ロシア中東部,東シベリア南部,ハカス共和国の首都。クラスノヤルスクの南南西約 280km,エニセイ川への合流点に近いアバカン川の左岸に位置する。東シベリア南部の交通の要地で,バルナウル-タイシェト間の南シベリア鉄道が通り,ノボシビルスク-タイシェト間のシベリア鉄道と連絡する支線が分岐する。また南のトゥーバ共和国へのハイウェーの起点で,エニセイ川につくられたクラスノヤルスク人造湖を走る定期船によりクラスノヤルスクと結ばれ,空港もある。産業は地元の農産物を加工する食品工業 (食肉,製菓) や木材加工,家具製造工業が中心であったが,サヤン産業コンプレックス (複合体) 建設計画により,大型コンテナ運搬用の貨車を製造する大工場や鋳鋼工場が建設されている。ハカス歴史・言語・文学研究所,教育大学がある。人口 16万5183(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

アバカン【Abakan】

ロシア連邦,東シベリア,クラスノヤルスク地方ハカシア共和国の首都。人口15万8200(1992)。アバカン川(エニセイ川の支流)のほとりにあり,南シベリア鉄道の起点。1925年までウスチ・アバカンスコエUst’‐Abakanskoe,31年までハカスクKhakassk,以後現名に改称。1870年代に河港として開かれ,スターリン時代に矯正労働収容所が設けられ,多くの政治囚,一般囚が送り込まれ,木材伐採に使役された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アバカン
あばかん
Абакан Abakan

ロシア連邦中部、ハカシア共和国の首都。1931年までウスチ・アバカンスコエと称した。人口16万9000(1999)。エニセイ川とアバカン川の合流点にある河港で、鉄道も交わり、水陸交通の要地。農産物加工業(肉、穀粉、乳業、酒造)、軽工業(家具、メリヤス、縫製、履き物)、林業用機械の修理業がある。ウスチ・アバカンスコエ村は1770年代に建設された。[三上正利]

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世界大百科事典内のアバカンの言及

【タシュティク文化】より

…これらの文化を残した人びとは有畜農耕民であり,6世紀に形成された古代ハカス国家は彼らの後裔,すなわちチュルク諸語系の言語を使用するキルギス族であった。なお,この文化に属する注目すべき建築址として,アバカン市で発見された漢との交流を示す瓦ぶきの炕(カン)を有する遺構をあげねばならない。【加藤 晋平】。…

※「アバカン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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