アビシニアン（読み）あびしにあん（英語表記）Abyssinian cat

デジタル大辞泉

アビシニアン（Abyssinian）

家猫の一品種。エチオピア高原の原産とされる。短毛で、1本の毛が色違いになっていて、毛先ほど色が濃い。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

アビシニアン

〘名〙 (Abyssinian) イエネコの品種の一つ。エチオピア原産とされる。短毛で、一本の毛が、二、三色に分かれる。

出典　精選版 日本国語大辞典

日本大百科全書(ニッポニカ)

アビシニアン
あびしにあん
Abyssinian cat

哺乳(ほにゅう)綱食肉目ネコ科の動物であるイエネコFelis catusの1品種。アフリカのアビシニア高原（エチオピア高原）が原産地と思われ、古代エジプトの壁画に描かれているネコと姿が似ている。1870年ごろにイギリスで選択交配を受け、品種として固定された。被毛は短く、その1本1本が2～3色に分かれている点に特徴がある。

［成島悦雄］

[参照項目] | ネコ

アビシニアン

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

犬＆猫：ペットの品種がわかる事典

アビシニアン【Abyssinian】

エチオピアで自然発生した短毛の猫の品種。フォーリン・タイプ。アグーティ・タビーと呼ばれる独特の毛色をもつ。細身で逆三角形の顔をしている。19世紀のエチオピア（アビシニア）戦争後、イギリスに持ち込まれた。人によく慣れ、鳴き声が小さい。

出典　講談社

百科事典マイペディア

アビシニアン

ネコの一品種。世界で最も古い品種のイエ（家）ネコ。エチオピア（アビシニア）原産。筋肉質で長い尾をもつ。アーモンド形の目は金色，青色。短毛種で，黄褐色・煉瓦色と黒色・暗褐色のまじり色と呼ばれる横縞模様などが特徴。古代エジプトの壁画に描かれているものに姿が似る。

出典　株式会社平凡社