旺文社世界史事典 三訂版 の解説
アブデュル=メジト(1世)
Abdül Mejiti Ⅰ
オスマン帝国の第31代スルタン(在位1839〜61)
ギュルハネ勅令を発布して父の改革事業を継続して促進する旨声明し,西欧の制度を取り入れて政治・社会・法律上の改革を行った(タンジマート)。また,外政では,イギリスのパーマストンの調停でエジプトのムハンマド=アリーとの紛争(エジプト事件)を解決したほか,クリミア戦争(1853〜56)でロシアに勝ち,1856年にパリ条約を締結した。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報