アブー・ダーウード(英語表記)Abū Dā‘ūd

世界大百科事典 第2版の解説

アブー・ダーウード【Abū Dā‘ūd】

817‐888∥889
ハディース六書の一つ《スナンの書》を著したハディース学者。バグダードで研鑽後20年ほど諸国を遍歴して総計50万に及ぶ伝承を収集したといわれる。そのうちの4800をまとめて師のイブン・ハンバルに呈したのが同書であるが,イスナード(伝承の過程の記録)に不備なものが多数みられる。ただ信徒の日常の指針となる法関係事項が豊富なため,ブハーリーとムスリム(817‐875)の両サヒーフ集に次ぐ権威として広く利用された。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android