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アブ・シンベル Abū Simbel

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世界大百科事典 第2版の解説

アブ・シンベル【Abū Simbel】

エジプト南部,アスワンより南へ約280km,ナイル川西岸にある二つの岩窟神殿遺跡。ラメセス2世ヌビア地方に造営した七つの神殿のうちの二つ。アスワン・ハイ・ダムの建設に伴う水没から救済するため,1964‐68年にユネスコにより移転された。大神殿はラー・ハラクティ,アメン・ラー,プタハおよび神格化されたラメセス2世自身をまつり,東面して日の出を仰ぐ位置にある。高さ約30m,幅35mの正面に端然と座す四つの巨像は,いずれもラメセス2世(高さ21m)。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のアブ・シンベルの言及

【アスワン・ハイ・ダム】より

…またダム建設に伴って古代エジプト文化のヌビア遺跡の多くが水没することから,ユネスコが中心となってその一部を保存するための工事が行われた。その最大のものはアブ・シンベルの神殿で,川岸の砂岩の崖に刻まれた高さ20mの4人の王の巨像をまわりの岩から切り離し,総計約40万tの重さの石を持ち上げて移設した。【柴田 功】。…

【エジプト美術】より

…神殿の壁面は一面に浮彫やヒエログリフが彫刻され,華麗に彩色されていた。またアブ・シンベルの二つの神殿のように,神殿全体が岩山の中に掘りこまれているものもある。テル・エルアマルナで出土した大邸宅の主屋は,ほぼ正方形の平面の一隅に玄関が突出していた。…

※「アブ・シンベル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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