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アマゾン環境破壊 あまぞんかんきょうはかい

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知恵蔵の解説

アマゾン環境破壊

ブラジル政府はアマゾン一帯で鉄鉱石の露天掘りをする大カラジャス計画や、シングー川ダム建設、アマゾン・ハイウエー計画などを進めてきた。アマゾンは世界の熱帯雨林の4分の1を占めるが、1960年代から森林は急速に破壊された。ガリンペイロ呼ばれる金の採掘師たちが垂れ流す水銀の河川汚染で、先住民水俣病の症状が出るなど公害も広がった。このため環境保護の声が高まり、アマゾン地域に領土を持つ南米8カ国は、89年にアマゾン・サミットを開催して熱帯雨林の保護に向けたアマゾニア宣言を採択した。同8カ国で構成するアマゾン協力条約加盟国は95年12月、動植物保護のためのアマゾン遺伝子銀行の設立、先住民の保護のための国際協力などを採択した。開発や違法な伐採、焼き畑などのため2003年の1年間で約1万6000平方キロメートルの森が失われた。世界自然保護基金(WWF)が、このままならアマゾンの熱帯雨林は2030年までに55%が消失または大打撃を受ける恐れがあると警告した。

(伊藤千尋 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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