アムンゼン‐スコット基地(読み)あむんぜんすこっときち(英語表記)Amundsen-Scott Station

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アムンゼン‐スコット基地
あむんぜんすこっときち
Amundsen-Scott Station

南極点基地ともいう。アメリカが必要物資をすべて空輸し、1957年1月24日、南極点に開設した観測基地。南極点への初到達を争った2人の名にちなんでいる。標高2835メートル、氷の厚さ約2800メートル。年平均気温は零下約49℃。堆雪(たいせつ)のため現在の基地は2代目で、建物多くは直径約50メートルのドームに覆われている。女性を含む20人程度が毎年越冬している。

[楠 宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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