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アユーブ・ハーン Muḥammad Ayūb Khān

世界大百科事典 第2版の解説

アユーブ・ハーン【Muḥammad Ayūb Khān】

1907‐74
パキスタンの軍人,政治家。インド北西辺境州に生まれた。第2次世界大戦中ビルマ(現ミャンマー)などで歴戦,パキスタン独立後,全軍最高司令官を経て,1954年国防相となった。58年戒厳司令官となり,次いで自ら大統領となり,軍事政権を樹立した。行政改革と農業改革や外資導入を伴う工業推進による経済開発に着手し,60年政府と国民の直結をうたう基本的民主主義制度を導入し,政権の固定化を図った。62年新憲法を制定し,中国,ソ連との国交を開始したが,インドに対抗し,中国の援助で軍備を強化した。

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世界大百科事典内のアユーブ・ハーンの言及

【パキスタン】より

…また西パキスタン諸州は行政的に一本化され,〈西パキスタン州〉となった。しかし,憲法で規定された総選挙は再々延期され,ついに58年10月アユーブ・ハーン陸軍司令官はクーデタを敢行し,憲法を廃止して軍事政権を樹立した。 アユーブ・ハーン軍政下では,世銀および西側諸国の援助に依存しつつ,民間主導型の急速な資本蓄積が実現された。…

※「アユーブ・ハーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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