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アリスタルコス[サモスの] Aristarchos

世界大百科事典 第2版の解説

アリスタルコス[サモスの]【Aristarchos】

前310ころ‐前230ころ
ギリシアの天文学者。サモスSamos島の人。太陽中心的な宇宙体系(地動説)の創案者として知られている。ギリシアにおける地動説としては,ピタゴラス派に〈中心火〉なるものの周囲を,太陽,地球を含むすべての天体が回転するという体系はあるし,ポントスPontosのヘラクレイデスHērakleidēs(前388ころ‐前315ころ)は地球の自転を考えたといわれるが,地球の自転と太陽を回る公転とを考案したのはアリスタルコスが最初といってよい。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のアリスタルコス[サモスの]の言及

【数学】より

…前者はアリストテレスの主張したところで,惑星の運動に関するプトレマイオスのかなり精密な記述もそれによっていた。それはキリスト教の人間中心観とも合致し,中世を通じて権威とされていたが,すでに前3世紀のサモスのアリスタルコスは地動説をとっていた。コペルニクスはポーランドに生まれ,イタリアの大学で神学,医学,数学,天文学などを学び,そのとき地動説のことも聞いたのであろう。…

【天文学】より

…地球中心説はギリシアの支配的な説ではあるが,しかし〈地動説〉がまったく存在しなかったわけではない。なかでも前3世紀のサモスのアリスタルコスは地球その他の天体が太陽のまわりを動くことを唱えた学者として注目される。ヒッパルコスの天動説をいっそう完全なものとしたのは,2世紀にアレクサンドリアで活躍したプトレマイオスである。…

※「アリスタルコス[サモスの]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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