コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アリスタルコス[サモトラケの] Aristarchos

1件 の用語解説(アリスタルコス[サモトラケの]の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

アリスタルコス[サモトラケの]【Aristarchos】

前217ころ‐前145ころ
古代最大の文献学者。サモトラケ島の生れで,ビュザンティオンアリストファネスの弟子。アレクサンドリア図書館長,プトレマイオス7世の教育係を経て,8世の即位とともにキプロスに去り,その地で死ぬ。文法,語源学,正書法,文献批判の分野で功績が大。ホメロスヘシオドスアルキロコスアルカイオス,アナクレオン,ピンダロステキストの校訂を行い,注解,批評論文を書く。とくにホメロスの校訂に貢献し,そのための各種の記号を考案。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のアリスタルコス[サモトラケの]の言及

【アレクサンドリア学派】より

…(1)前3世紀から前2世紀前半にかけての,エジプトのアレクサンドリアの図書館を中心とする文献学上の学統。エフェソスのゼノドトス,ロドスのアポロニオス,サモトラケのアリスタルコスらにより,主としてホメロスの作品の校訂編纂や古典諸文献の収集を行った。(2)180年ころ,パンタイノスによりアレクサンドリアに設立された一種の私塾(アレクサンドリア教校)に形成された学派。…

【アレクサンドリア図書館】より

…こうしたいわば文献学的方向に仕事が傾いていたことは,アリストテレス流のリュケイオン学風を受け継いだ証左であろう。初代館長ゼノドトスはホメロスを校訂した文献学者,第2代館長は《アルゴナウティカ》で有名な詩人ロドスのアポロニオス,第3代は子午線測定で特に有名なエラトステネスと続き,前2世紀半ばの第6代館長サモトラケのアリスタルコスまでは各代随一の学者・文人が任命されたが,以後軍人や役人が館長に任命されることもあり,学問の機関としては次第に衰退した。のちキリスト教時代に入って異教文化破壊に遭遇,389年司教テオフィロスにより焼き払われて存在を終わった。…

【イーリアス】より

…その口承伝説は前6世紀半ばにはアテナイでパンアテナイア祭での朗誦の目的で文字化されており,そのほか各地に写本が流布していた。この流布本は前2世紀ごろアレクサンドリアの学者アリスタルコスによって校訂され,標準的なテキストが作られた。《イーリアス》は神々を人間と同じ欠点を持つ不道徳なものとして描いていると,クセノファネスやプラトンは批判したが,アリストテレスやホラティウスはその文学性を高く評価し,ヘレニズム,ローマ世界での重要な教科書として用いられた。…

※「アリスタルコス[サモトラケの]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

アリスタルコス[サモトラケの]の関連キーワード司馬遷ダビデコロシアムころ銭ゼノンところにねんねんころり文献インドアーリアンころ流し

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone