アルツゥール シュナーベル(英語表記)Artur Schanabel

20世紀西洋人名事典 の解説

アルツゥール シュナーベル
Artur Schanabel


1882.4.17 - 1951.8.15
オーストリアのピアノ奏者。
元・ベルリン高等高等音楽学校教授。
リプニック生まれ。
9歳でレシェティツキーに学び、晩年ブラームスにその才能を認められ、1900年ベルリンに移り、次第に頭角を現し、独奏のほかに室内楽演奏でも活躍。’25、ベルリン高等音楽学校教授となり、後進の指導にあたるが、’33年ナチス台頭後、スイス、続いてニューヨークに移り、シカゴ大学講師、ミシガン大学講師などを務めた。第二次世界大戦後はスイスに定住し、ドイツ古典派音楽、とくにベートーベン演奏においては今世紀最高の演奏家の一人として名声を博した。夫人は名アルト歌手テレーゼ、息子カールもピアニストであった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android