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アルノルフォ・ディ・カンビオ Arnolfo di Cambio

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世界大百科事典 第2版の解説

アルノルフォ・ディ・カンビオ【Arnolfo di Cambio】

1245ころ‐1302ころ
後期ゴシック時代のイタリアの彫刻家,建築家。N.ピサーノの工房で修業し,師と協同でシエナ大聖堂の説教壇を制作した。1277年ころローマへ出てシャルル・ダンジューに仕え,以後古代ローマ彫刻の古典的造形美,初期キリスト教美術の敬虔(けいけん)な宗教性,ロマネスク美術の素朴さをあわせもつ独自の作風を確立した。ピサーノ父子の作品にみられる厳かな古典的表現ないし人間感情の劇的表出を離れ,柔和な落着きと身近な優しさを帯びた新しい写実を中部イタリアゴシック彫刻に導入した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のアルノルフォ・ディ・カンビオの言及

【サンタ・クローチェ教会】より

…その名は〈聖なる十字架〉を意味する。アルノルフォ・ディ・カンビオの設計になり,1294‐1385年建造。イタリア・ゴシック様式の代表的建築物で,フランシスコ会の教会堂として最大級の規模(全長115m,全幅74m)をもつ。…

【サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂】より

…聖堂の名(命名1412年)は〈花の聖母〉を意味し,中世の市名フィオレンツァ(花の町)に由来する。1296年,アルノルフォ・ディ・カンビオの計画にもとづき,サンタ・レパラータ旧大聖堂を取り壊して起工された。ラテン十字形平面をもつ3廊式教会堂であるが,八角形の大交差部を囲む方形祭室によって内陣と翼廊を同形とした集中的構成はゴシック教会堂として前例のない斬新さを示す。…

※「アルノルフォ・ディ・カンビオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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