アルフォンソ

百科事典マイペディア 「アルフォンソ」の意味・わかりやすい解説

アルフォンソ[10世]【アルフォンソ】

カスティリャ王国国王(在位1252年―1284年)。イスラム教徒と戦って国土を拡大し(国土回復戦争),1257年大空位時代のドイツ皇帝に選ばれたが,教皇反対で断念。子や貴族にそむかれ,内乱を招いて廃位される。学芸の振興者として名高く,天文学者に〈アルフォンソ星表〉を作らせ,自らも《七部法典》などを著した。

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世界大百科事典(旧版)内のアルフォンソの言及

【ブルゴーニュ朝】より

…王朝名はフランスのブルゴーニュ公家出身のライムンド(レモン)とエンリケ(アンリ)のいとこに由来する。11世紀末,2人はイベリア半島のレコンキスタ(国土回復戦争)に参加,カスティリャ王アルフォンソ6世の娘ウラカおよびテレサの2人とそれぞれ結婚した。この後まもなくカスティリャでは1108年にサンチョ皇太子が戦死,翌年にはアルフォンソ王も死んで王家の男系が絶え,ウラカが王位を継いだ。…

※「アルフォンソ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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