アルブレ家(読み)アルブレけ(英語表記)Albret

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルブレ家」の意味・わかりやすい解説

アルブレ家
アルブレけ
Albret

フランス南西部,ガスコーニュ地方の名門。その一門は第1次十字軍,百年戦争に参加し武功を立てた。ジャン・ダルブレ (1516没) は,ナバール (ナバラ) 王となり,その子アンリ・ダルブレ (03~55) は,アンリ2世としてナバール王となったが,アラゴン王フェルディナンド2世 (カトリック王) の干渉により,名目的な王にすぎなかった。その妹シャルロト・ダルブレは C.ボルジアと結婚。アンリの娘ジャンヌ・ダルブレ (28~72) は,ナバール女王 (在位 62~72) となり,ブルボン家のアントアーヌと結婚 (48) ,その子はアンリ4世としてフランス王となり,ブルボン朝を創始した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android