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アルベルト・ザッケローニ あるべると・ざっけろーにAlberto Zaccheroni

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知恵蔵の解説

アルベルト・ザッケローニ

サッカー日本代表監督。1953年4月1日生まれ。イタリア北部、エミリア・ロマーニャ州メルドラ出身。少年時代サッカー選手だったが、16歳の時に健康の問題で競技から離れた。他の仕事をしながら地元でサッカー指導者を続け、監督資格試験に合格、30歳でセリエC2の監督に就任。イタリア国内の数々のクラブで監督を務めた。1995年からウディネーゼを率い、残留争い常連チームを、97~98年にはセリエA3位に引き上げた。99年にACミラン(セリエA)を優勝に導いたことが最大の実績とされる。その後ラツィオインテル・ミラノトリノフットボールクラブの指揮官を歴任したが成績は振るわず、欧州CLでは決勝トーナメント進出を逃し続けた。ちなみにトリノでは、日本人選手・大黒将志と共に戦った経験を持つ。そして2009年途中からは名門ユベントスの監督となるが、7位に終わった。これをもってイタリア国内では「過去の名将」と揶揄(やゆ)されることもある。
戦い方としては、イタリア伝統のカテナチオ(かんぬき)という守備の堅い戦術をとらずに、攻撃を重視した3-4-3フォーメーションを好むが、これに固執することもなく、戦況に応じた柔軟性も併せ持つ。選手との対話を重視してチームを率いる人だともされる。控えめで誠実な人柄が、接した人々から好感を持たれるが、職人肌気質の頑固なところもあるとされ、ACミランオーナーのベルルスコーニ・イタリア首相とのあつれきは有名。
日本代表監督就任にあたり、チームはもちろん、日本を理解しようとする姿勢は真摯(しんし)。14年W杯で日本チームがもう1ランク上に進むため、これまでのように日本国内での指導実績や関係者の紹介から選ぶのではなく、「世界市場」に打って出て獲得した人材。W杯招致を目指す日本の顔としての活躍も期待される。愛称は「ザック」。

(菘(すずな)あつこ  フリーランス・ライター / 2010年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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