アルメイダ,M.A.de(読み)あるめいだ

世界大百科事典(旧版)内のアルメイダ,M.A.deの言及

【ラテン・アメリカ文学】より

…彼はインディオを題材とした《グアラニー族》(1857)をはじめとしてブラジル各地の風景,人間を多くの小説で描き,きわめてブラジル的な文体をつくりあげた。また,マヌエル・アントニオ・デ・アルメイダManuel Antônio de Almeida(1831‐61)の悪者小説《国民軍軍曹についての回想》(1853)は,この期にあって異彩を放ち,写実主義の先駆的作品である。 ドイツの一元論,イギリスの進化論,フランスの実証主義などの影響を受けた写実・自然主義の時代(1870‐90)に入ると,アルイジオ・アゼベド(1857‐1913)の《混血児》(1881),ラウル・ポンペイア(1863‐95)の《寄宿学校アテネウ》(1888)など,地方の風物やインディオなどよりは特定の社会やその構成員が描かれるようになる。…

※「アルメイダ,M.A.de」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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