アレクサンドル ブローク(英語表記)Aleksandr Aleksandrovich Blok

20世紀西洋人名事典 の解説

アレクサンドル ブローク
Aleksandr Aleksandrovich Blok


1880.11.28 - 1921.8.7
ソ連(ロシア)の詩人,劇作家
ペテルブルク出身。
ロシア象徴主義を代表する詩人。大学教授の父と、作家の母を持つ。1898年頃から化学者メンデレーエフの娘との恋を神秘的に昇華した詩を続々と生み、1903年詩集「うるわし淑女」で詩人としての名声を得た。’03年メンデレーエフとの結婚で、夢想から覚醒の時期となり、身の回りの田舎の貧しい風景、都市のテーマなど現実的なモティーフを次々と取り込む。’05年の革命後は、12人の赤軍兵士をキリストに従う12弟子になぞらえた「十二」での解釈をめぐり論争を引き起こす。他の作品に詩「雪の仮面」(’08年)、「薔薇十字架」(’13年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android