日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 アレン(Walter Allen)あれんWalter Allen(1911―1995) イギリスの批評家、小説家。バーミンガム大学卒業後、ジャーナリストとして活躍し始め、小説や批評にも手を染める。年老いた、かつての過激主義者の目を通して、現代の労働者階級の生活上の変化を鋭くえぐり出した小説『すべてこれ世の定め』(1959)が代表作。批評には『イギリス小説』(1954)、『伝統と夢』(1964)があり、自伝『新三文文士通りをぶらついていたとき』(1981)もある。[富士川義之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例