アン ヨンハッ(英語表記)An Yong-hak

最新 世界スポーツ人名事典 「アン ヨンハッ」の解説

アン ヨンハッ
An Yong-hak
サッカー

サッカー選手(柏レイソル・MF)
生年月日:1978年10月25日
国籍:北朝鮮
出生地:岡山県倉敷市
出身地:東京都
学歴:立正大学卒
経歴:在日朝鮮人3世だが、祖父は韓国南西部の全羅南道光陽出身。小学1年でスイーパーとしてサッカーを始め、上野高時代にボランチとなる。Jリーグの在日選手枠の資格を得るため、大検を受けて立正大に入学。2002年アルビレックス新潟に入団、レギュラーに定着。同年北朝鮮代表に選出され、ソウルでの対韓国戦に出場。2005年2月W杯ドイツ大会アジア最終予選対日本戦に出場。同年名古屋グランパス入り。祖父の故郷で暮らし、言葉も学びたいとの思いから、2006年韓国Kリーグの釜山アイパークに移籍、“北朝鮮代表の韓国流出”と話題を呼んだ。同年Kリーグのオールスターに選出。2008年Kリーグの強豪水源に移籍。スマートな体型と誠実なメディア対応で、韓国でも人気を得る。2009年6月、北朝鮮の44年ぶりとなるW杯出場に貢献。2010年Jリーグの大宮アルディージャ、2011年柏レイソルに移籍。2010年W杯南アフリカ大会代表。182センチ、75キロ。利き足は右。

出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報

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