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アンゲルス朝 アンゲルスちょうAngeli; the Dynasty of Angelus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンゲルス朝
アンゲルスちょう
Angeli; the Dynasty of Angelus

ビザンチン帝国衰退期の王朝 (1185~1204) 。小アジアのフィラデルフィア出身のコンスタンチヌス・アンゲルスがアレクシウス1世の末娘テオドラを妻にして以来,中央に進出。マヌエル1世治下アンゲルス一族は数多くの要職を占めた。 1185年アンドロニクス1世が首都コンスタンチノープル住民の暴動に倒れると,一族のイサキウス2世が即位,ここにアンゲルス朝を開き,アレクシウス3世,アレクシウス4世,アレクシウス5世ら4人の皇帝を輩出した。しかしそのいずれも政治能力に乏しく,中央集権制の瓦解,地方豪族のプロノイア制度による強大化を防げず,対外的にも第2ブルガリア帝国,セルビア王国,セルジューク・トルコ,イタリア商業都市 (ピサ,ジェノバ,ベネチア) ,ローマ教皇と西欧貴族勢力に抗しきれず,330年以来,連綿と続いた帝国を崩壊にいたらしめた。 1204年の首都陥落後一族の残党はエピルスとテッサリアにそれぞれ独立王国を建て,1318年帝国に再統合されるまでその命脈を保った。

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