アンドルーズ(Charles McLean Andrews)(読み)あんどるーず(英語表記)Charles McLean Andrews

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アンドルーズ(Charles McLean Andrews)
あんどるーず
Charles McLean Andrews
(1863―1943)

アメリカの歴史家。2月22日コネティカット州ウェザーズフィールドに生まれる。1889年ジョンズ・ホプキンズ大学で博士号を取得し、ブリン・モア大学準教授、教授を経て、ジョンズ・ホプキンズ大学教授(1907~1910)、エール大学教授(1910~1931)を歴任。1925年にはアメリカ歴史学会会長を務めた。初期にはイギリス史ヨーロッパ史、現代史の著作を書いたが、第一次世界大戦以降イギリス領アメリカ植民地時代史を研究対象とし、『ボストン商人と不買運動』(1917)、『アメリカ独立革命の植民地的背景』(1924)のあと、植民地をイギリス帝国一環としてとらえる、いわゆる「帝国学派」の立場に立って、『アメリカ史の植民地時代』(4巻)を刊行(1934~1938)し、1935年にピュリッツァー賞を受賞した。1943年9月9日死去。

[富田虎男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android