アンドレイ ワイダ(英語表記)Andrzej Wajda

20世紀西洋人名事典 「アンドレイ ワイダ」の解説

アンドレイ ワイダ
Andrzej Wajda


1926.3.6 -
ポーランドの映画監督。
スワルキ生まれ。
第二次大戦後、クラクフ美術大学で絵画を学び、映画高等学院に進み、1953年卒業。翌年「世代」で監督としてデビュー。続く「地下水道」(’57年)、「灰とダイヤモンド」(’58年)によって、「ポーランド派」の旗手として、広く世界に知られ、以後、ポーランドの社会矛盾と民族的同一性を追求する作品を発表。’75年「約束の土地」でモスクワ国際映画祭金賞を受賞。「鉄の男」によってカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したが、国内では映画人協会会長職を追われ、映画製作集団「X」も解散させられ、厳しい状況下におかれた。その後フランスやドイツの協力で新作を手がけ、86年「愛の記録」を製作しポーランド映画会に復帰

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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