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アンナ・ペレンナ Anna Perenna

世界大百科事典 第2版の解説

アンナ・ペレンナ【Anna Perenna】

古代ローマの年のめぐりの女神アンナ普通名詞〈年annus〉を女性形にしたもの,またペレンナは〈永久〉の意。彼女の祭りは3月15日(旧暦の新年最初の満月の日)に,フラミニア街道の最初の一里塚がある地点の森の中で催された。この日は無礼講が許され,人々は酒杯を重ねてその数だけの年の幸せを祈った。女神に関しては詩人オウィディウスが《祭暦》の中で二つの話を伝えている。一つはこの女神をカルタゴの女王ディドの妹のアンナと同一視するもので,ディドの死後,イタリアへ逃れたアンナがアエネアスの厚遇をうけたものの,その妻に嫌われ,河神ヌミキウスNumiciusのニンフになったと説く。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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