アーサー ピネロ(英語表記)Arthur Wing Pinero

20世紀西洋人名事典 「アーサー ピネロ」の解説

アーサー ピネロ
Arthur Wing Pinero


1855 - 1934
英国劇作家
ロンドン生まれ。
19歳で俳優となり、やがて俳優のヘンリー・アービングの勧めもあって劇作に転じた。1877年に最初戯曲を発表し、1885年初演の笑劇「警察裁判所判事」により地位を確立した。以後同種の作品によって1880〜1890年代の英国の劇壇を代表する笑劇作家となる。他方でまじめな「思想劇」も手がけ、「二人目のタンカリー夫人」(1893年)は問題劇として、衝撃を与えた。1909年劇壇への貢献によってサー称号を与えられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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