イェロー・プレス(読み)いぇろーぷれす

世界大百科事典(旧版)内のイェロー・プレスの言及

【イェロー・ジャーナリズム】より

…対抗したピュリッツァーは,別の漫画家ラックスGeorge B.Luksを雇って〈イェロー・キッド〉をかかせたので,黄色い服の人気者は二つの新聞で宣伝され,マス・ペーパーのありようを象徴するシンボルとなった。ウォードマンErvin Wardmanが,〈イェロー・プレス〉と命名し,《サン》紙のダナらがイェロー・ジャーナリズムといういい方を広げ,定着させたとされるが,ハースト,ピュリッツァーの新聞は,金権による無数の愚行を重ねながら新聞を大衆の読物として社会の底辺にまで下降させた。イェロー・ジャーナリズムという悪口には,保守派からするエリート主義の反発も混じっている。…

※「イェロー・プレス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android