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イェロー・ジャーナリズム yellow journalism

世界大百科事典 第2版の解説

イェロー・ジャーナリズム【yellow journalism】

部数,利潤の拡大を至上目標に,スキャンダル,センセーショナリズムを売物にするジャーナリズムへの蔑称(べつしよう)。日本で赤新聞といわれるのがほぼ同義。1890年代,巨大企業と化したピュリッツァーの《ワールド》紙と,ハーストの《ニューヨーク・ジャーナル》紙は,常軌を逸した競争を展開する。《ワールド》の日曜版は,8ページの漫画セクションを出し,そのうちの4ページをカラーで印刷していた。アウトコールトRichard F.Outcaultの黄色い服を着た子どもを主人公にする漫画《イェロー・キッド》(最初は〈Hogan’s Alley〉という題)は,その呼物であった。

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世界大百科事典内のイェロー・ジャーナリズムの言及

【新聞】より

…それがピークに達したのは,19世紀末の二つのアメリカの新聞,ピュリッツァーJoseph Pulitzerが1883年に買収した《ニューヨーク・ワールドNew York World》と,ハーストWilliam Randolph Hearstが95年に買収した《ニューヨーク・ジャーナルNew York Journal》両紙の間にくりひろげられた激しい競争であった。これらの新聞は〈イェロー・ジャーナリズムyellow journalism〉と呼ばれた。
[社会主義国の新聞]
 ロシアでは多くの合法・非合法の社会主義新聞が発行され,1912年には日刊の《プラウダPravda》が,17年にはペトログラードの労働者・兵士代表ソビエトの機関紙《イズベスチヤIzvestiya》が創刊された。…

【新聞】より

…それがピークに達したのは,19世紀末の二つのアメリカの新聞,ピュリッツァーJoseph Pulitzerが1883年に買収した《ニューヨーク・ワールドNew York World》と,ハーストWilliam Randolph Hearstが95年に買収した《ニューヨーク・ジャーナルNew York Journal》両紙の間にくりひろげられた激しい競争であった。これらの新聞は〈イェロー・ジャーナリズムyellow journalism〉と呼ばれた。
[社会主義国の新聞]
 ロシアでは多くの合法・非合法の社会主義新聞が発行され,1912年には日刊の《プラウダPravda》が,17年にはペトログラードの労働者・兵士代表ソビエトの機関紙《イズベスチヤIzvestiya》が創刊された。…

【連載漫画】より

…その猛烈な生命力が人気を得て,新聞も部数を伸ばした。黄色いインクをまちがって印刷工がたらしたために〈黄色小僧〉(イェロー・キッド)とあだ名され,やがてハースト系新聞に買われたが,このことからはでな記事で売る新聞を〈イェロー・ジャーナリズム〉と呼ぶようになった。新聞連載漫画という形式は,ほとんどの新聞の活用するところとなり,創始者が死んでも助手が引き継ぎ,半世紀を超える生命を保つ現代の英雄創造の場となった。…

※「イェロー・ジャーナリズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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