イエラ マリ(英語表記)Iela Mari

20世紀西洋人名事典 「イエラ マリ」の解説

イエラ マリ
Iela Mari


1932 -
イタリアデザイナー,絵本作家。
ミラノ生まれ。
夫のエンゾ・マリと組んで、グラフィックアートの面から子供の視覚に訴える玩具、絵本の開発を手がける、代表作に朱色と黒い線のデザインによる方型の絵本「赤い風船」(1967年)、一本の木の四季の変化を描いた「木のうた」(’75年)、夫婦合作「りんごとちょう」等の絵本があり、字のない絵本として有名である。スペースを十二分に生かした美しい色調とデザイン、科学性など目を見張るものがある。他に「くうかくわれるか」(’80年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android