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イグナティオスの手紙 イグナティオスのてがみ Epistle of Ignatius

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世界大百科事典 第2版の解説

イグナティオスのてがみ【イグナティオスの手紙 Epistle of Ignatius】

アンティオキアの第2代監督イグナティオスが官憲によって逮捕され,ローマへ護送される途次に記した七つの手紙の総称。まずスミュルナにおいてエペソ(エフェソス),マグネシア,トラレス,ローマの諸教会にあてて,次にトロアスにおいてフィラデルフィアとスミュルナの教会およびスミュルナの監督ポリュカルポスにあてて書かれた。これらに共通している内容は,諸教会の好意に対する感謝,教会の一致団結の勧め,仮現説(地上のイエスの生涯や受難を現実ではなく単なる仮象とする説)とユダヤ教化への警告,シリア教会に使節を派遣することの依頼などである。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のイグナティオスの手紙の言及

【使徒教父】より

…伝統的には〈使徒たちの教えを受けた教父たち〉という意味で用いられている。初期においては《バルナバの手紙》《クレメンスの第1の手紙》《クレメンスの第2の手紙》《ヘルマスの牧者》《イグナティオスの手紙》《ポリュカルポスの手紙》《ポリュカルポスの殉教》の7書のみが含まれていたが,19世紀になってから新たに《パピアスの断片》《クアドラトゥスの断片》《ディオグネトスへの手紙》《ディダケー》が加えられた。 これらのうち《ディオグネトスへの手紙》のみは,本来護教文学と呼ばれる一連の文書に属するのであるが,11章1節で著者が自分のことを〈使徒たちの弟子〉と呼んでいるために使徒教父文書に入れられたと思われる。…

※「イグナティオスの手紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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