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イサベル[2世] Isabel II

世界大百科事典 第2版の解説

イサベル[2世]【Isabel II】

1830‐1904
スペイン女王。在位1833‐68年。母后マリア・クリスティナを摂政として,3歳で即位したが,王位継承を無効とする勢力との戦いがその後6年間も続いた(カルリスタ戦争)。この王位継承の正統性をめぐる問題は,在位中常に国内不安をあおる一要因であった。1843年からは親政となり,46年には従兄のフランシスコ・アシスと結婚した。穏健党(1833‐40,44‐54)と進歩党(1854‐56)の政権担当期間には,暴動とプロヌンシアミエント(クーデタ宣言)が多発し,憲法が4度も書きかえられた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のイサベル[2世]の言及

【スペイン】より

…外交面では,ユトレヒト条約によりピレネー山脈のかなたに追いやられたスペインは,政策の舵を中南米へ向けざるをえず,〈新植民地化政策〉と呼ばれる新たな富の模索を開始した。しかし,イタリアのパルマ家出身イサベル・ファルネシオ(第2番目の妻)との結婚によってフェリペ5世はイタリア情勢を無視できず,スペインはヨーロッパの政争に再び関与していかざるをえなくなった。スペインの近代化の第一歩を印したフェリペ5世の統治について,忘れてならないのは,外交面で多大な影響力をもっていたイタリア人司祭アルベローニJulio Alberoni(1664‐1752)をはじめ,財政再建や陸・海軍の改革に功績を残したJ.パティニョエンセナダ侯爵など有能な側近の存在である。…

【ナルバエス】より

…48年革命のスペインへの波及を恐れ,急進的な自由主義改革の停止とブルジョア支配層の固定化をはかった。一方では財政改革,鉄道事業など上からの近代化による権威主義的政策を展開し,オドンネル将軍とともにイサベル2世時代の支柱となった。68年,その死によって反動的独裁が終わり,共和革命が成功した。…

【マリア・クリスティナ】より

…両シチリア王フランチェスコ1世の娘。1833年王の死後,3歳の娘イサベルを王位に就け(イサベル2世),摂政に就任。その際,王弟カルロスが王位継承を要求し,第1次カルリスタ戦争が勃発すると,自由主義勢力の支援を受け対抗した。…

※「イサベル[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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