イトプリド塩酸塩製剤(読み)イトプリドエンサンエンセイザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「イトプリド塩酸塩製剤」の解説

イトプリド塩酸塩製剤

製品名
イトプリド塩酸塩(エッセンシャルファーマ、大原薬品工業、杏林製薬、キョーリンリメディオ、沢井製薬、第一三共エスファ、第一三共、武田テバ薬品、武田テバファーマ、武田薬品工業、辰巳化学、長生堂製薬、東和薬品ニプロESファーマ、日医工、日新製薬、ニプロ、日本ジェネリック、日医工ファーマ、日本ケミファ、富士フイルムファーマ、メディサ新薬、陽進堂)
ガナトン(アステラス製薬、マイランEPD)

 胃腸薬で、食道、胃・十二指腸に作用して、消化運動を活発にするはたらきと吐き気を抑えるはたらきがあります。慢性胃炎における腹部膨満感上腹部痛食欲不振胸やけ吐き気嘔吐おうとといった消化器症状の改善に用います。


 この薬は、乳汁分泌、男性の女性化乳房などの副作用が少ない点が特長です。


 過敏症状(発疹ほっしんなどのアレルギー症状)のほか、ショック、アナフィラキシー、肝機能障害、黄疸おうだんが現れることがあります。このような症状がおこったら服用を止め、すぐ医師に相談してください。そのほか、下痢、便秘、腹痛などが現れることがあります。このようなときは、医師に相談してください。


錠剤で、1日3回、食前の服用が原則です。ただし、服用量や服用時間、服用回数については、医師の指示を守ってください。


過去にこの薬で過敏症状をおこした人には使用できません。他の薬を使用している場合は、使用中の薬を医師に報告してください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android