イノシシ(猪/野猪)(読み)イノシシ

百科事典マイペディア 「イノシシ(猪/野猪)」の意味・わかりやすい解説

イノシシ(猪/野猪)【イノシシ】

偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳(ほにゅう)類。体長1.1〜1.5mで灰褐色〜黒褐色。子はウリボウ瓜坊)といい,淡褐色に白縦線があるが成長とともに消失。ヨーロッパ〜日本の平地から標高4000mまでの森林や低木林にすむ。雑食性の夜行獣で木の根,穀物,茎,鳥卵,ミミズなどを食べ,ときには人里に出て田畑を荒らす。ふつう1腹5〜6子。雄の牙(きば)は印材,パイプに利用。肉は山鯨といわれ牡丹(ぼたん)鍋にし美味。またブタとの交雑種イノブタと呼び食用に飼育される。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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