イブキヌカボ(伊吹糠穂)(読み)イブキヌカボ(英語表記)Milium effusum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

イブキヌカボ(伊吹糠穂)
イブキヌカボ
Milium effusum

イネ科多年草北半球温帯亜寒帯に分布し,北海道から九州湿気の多い山地林内に生える。茎は高さ 60~120cm。葉は扁平で短い線状披針形,白緑色で幅1~1.5cm。花期は6~7月。円錐花序はまばらで長さ 15~25cm,伸長した中軸に細い枝が輪生し数個の小穂をつける。小穂は卵球形で長さ約 3mm,小花は熟すと小穂から脱落する。和名は発見地の伊吹山にちなむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android