イブクロコモリガエル(読み)いぶくろこもりがえる

世界大百科事典(旧版)内のイブクロコモリガエルの言及

【カエル(蛙)】より

サンバガエルAlytesやセーシェルコオイガエル類Sooglossusなどでは,親が卵や幼生を体に付着させて守るが,コモリガエル類やフクロアマガエル類Gastrothecaでは雌が背中の育児室で,大粒の少数卵を変態終了まで育てる。ダーウィンハナガエルRhinoderma darwiniiでは雄が育児を担当し,鳴囊内が子ガエルでいっぱいになるまでめんどうをみるが,オーストラリア産イブクロコモリガエルRheobatrachus silusは,雌が胃袋の中で幼生を育てる。そのほか安全な樹洞の水たまりに産卵する八重山列島産のアイフィンガーガエルChirixalus eiffingeri,流れに泥の堤を築いて産卵するカジヤアマガエルHyla faberなど,卵や幼生の保護にさまざまなくふうが見られる。…

※「イブクロコモリガエル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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