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イブン・ジャマーア Ibn Jamā‘a

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世界大百科事典 第2版の解説

イブン・ジャマーア【Ibn Jamā‘a】

1241‐1333
イスラムシャーフィイー派の法学者。マムルーク朝時代のカイロダマスクスの大カーディーを務めた。再度のモンゴル軍の西アジア侵略により,イスラム世界の崩壊の危機を感じた彼は,イスラム法を中心に置いた強力な独裁君主国家の建設を夢見た。〈権威は無政府状態に勝る〉として暴君の存在を容認し,さらに軍事的指導者が自ら宗教的指導者であるイマームの職をも兼任する状態を理想とした国家論を展開した。主著は《イスラム教徒の国家運営論》。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のイブン・ジャマーアの言及

【イスラム】より

…たとえばマーワルディーは,支配者がシャリーアに従って政治を行うならば,カリフは王権に合法性を与えるべきであるとし,またガザーリーは,共同体の秩序維持にあたるスルタンを,カリフは無条件で承認すべきであると主張した。のちには妥協と追認のカリフ論を批判するイブン・タイミーヤのような思想家も現れたが,大方のウラマーは現実に対して次々と譲歩を重ね,ついにはイブン・ジャマーアのように暴君の容認にまでいたったのである。
[国家の構造]
 カリフやスルタンによる統治(ウィラーヤ)の実態についてみると,アラブ帝国の時代にはアミールが征服地の農民から租税を徴収し,そのなかからアラブ戦士に俸給(アター)を支給するというシステムがとられた。…

※「イブン・ジャマーア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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