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イブン・マージド Ibn Mājid

世界大百科事典 第2版の解説

イブン・マージド【Ibn Mājid】

15世紀半ば,インド洋航海の水先案内人mu‘allimとして活躍した。生没年不詳。彼の父と叔父もまた有名な水先案内人であった。航路・方位指針・天文・測地法などに関する22種類の著書が知られている。これらの著書は,いわばインド洋を舞台として数千年にわたって活躍してきたアラブ・ペルシア系航海民のもつ航海知識を精練し集大成したものであって,その高度な航海技術と精緻で詳細な地理的知識には驚くべきものがある。

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世界大百科事典内のイブン・マージドの言及

【インド洋】より

…ビールーニーal‐Bīrūnī(11世紀)になると,この東への延びは半島規模に縮小され,インド洋と大西洋を結ぶ水路の存在がアフリカ南部に予測されている。そしてバスコ・ダ・ガマのインド洋横断の水先案内人を務めたといわれるイブン・マージドは,それ以前にすでに上述の水路の存在をより明確に予測していた。12世紀以後の中国の地理書はアラブからの情報などをもとにマダガスカル島あたりまでの東アフリカ沿岸をかなりよく記しており,15世紀初頭の朝鮮の世界地図ではアフリカは南をさし,ほとんど正確な三角形となっている。…

※「イブン・マージド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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