イムレ ケルテース(英語表記)Imre Kertész

現代外国人名録2012の解説

イムレ ケルテース
Imre Kertész


国籍
ハンガリー

専門
作家

生年月日
1929/11/9

出生地
ブダペスト

経歴
ユダヤ人であることから、1944年アウシュビッツ強制収容所に送られ、その後ブッヘンワルトなど各地の収容所を転々とさせられる。この間1年足らずのうちにナチスによるホロコーストで父や養母らを失った。高校卒業後、記者、劇作家、ドイツ語の翻訳者などを経て、’75年強制収容所の体験に基づく自伝的処女小説「運命がない人の物語」を発表。以後ユダヤ人問題をテーマに執筆活動を展開するが、共産主義下で民族主義者の攻撃を受け、約10年間発禁となる。東欧革命後、ドイツや米国などで著書が翻訳され、作品が広く知られるようになる。2002年歴史の野蛮な専横に対抗する個人のはかない経験を支持する著作を書いたとして、ハンガリー人初のノーベル文学賞を受賞。美しく華麗な文体を特徴とする。他の作品に「大失策」(1988年)、「生まれなかった子供たちのためのカディッシュ」(’90年,英訳’97年)、「イギリスの旗」(’91年)、「ガレー船日記」(’92年)、「もうひとりの自分変身物語」(’97年)、「追放された言葉」(2001年)、「破産」(2003年)、エッセイ集に「文化としてのホロコースト」(’93年)などがある。

受賞
ノーベル文学賞〔2002年〕

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2012」(2012年刊)現代外国人名録2012について 情報

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