イルメナウ(読み)いるめなう(英語表記)Ilmenau

デジタル大辞泉 「イルメナウ」の意味・読み・例文・類語

イルメナウ(Ilmenau)

ドイツ中部、チューリンゲン州都市チューリンガーワルト山地から流れ出るイルム川沿いに位置する。18世紀半ば以降、窯業ガラス工業が盛んになった。温泉保養地としても知られる。イルメナウ工科大学が所在

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イルメナウ」の意味・わかりやすい解説

イルメナウ
いるめなう
Ilmenau

ドイツ中部、チューリンゲン州の都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。チューリンゲン山地から流下するイルム川谷口の標高540メートルにある。人口2万7200(2000)。三十年戦争(1618~48)前は銀を含む銅鉱採掘で栄えていた。18世紀後半以後、陶磁器染料、ガラス工業が導入され、今日では温度計、医療機械、度量計器、高級食器などが生産されている。温泉のある高地保養地でもある。また、電子技術大学が第二次世界大戦後創立されている。

[佐々木博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android