イワタバコ(岩煙草)(読み)イワタバコ(英語表記)Conandron ramondioides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イワタバコ(岩煙草)
イワタバコ
Conandron ramondioides

イワタバコ科の多年草。日本特産で関東地方以南に生える。谷間の湿った岩壁に着生する。葉は根生して垂れ下がり,楕円形で縁に不規則な鋸歯があり,多少ちぢれてつやがある。夏に,葉の間から1~2本の花茎を出し,数個の紫色の花をつける。花冠は深く5裂し,ナスの花に似ていて美しい。葉がタバコと似て岩の上に生えるのでこの名がある。この科の植物には葉がキリの葉に似て,花は筒状でやや唇形のイワギリソウ,樹木に着生するシシンラン,ブラジル原産のグロキシニヤ (オオイワギリソウ) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android